【デヴィッド・ギルモア最新インタビューPart4】デヴィッド・ギルモア&オーブリー・パウエル、PINK FLOYDのラスト・ライヴ=シド・バレット・トリビュート・コンサート「アーノルド・レーン」の舞台裏について語る

2019.12.24

デヴィッド・ギルモア最新インタビュー第4弾公開!

12/24発売ピンク・フロイド究極ボックス『The Later Years 1987-2019』にはピンク・フロイド正真正銘最後のライヴ・パフォーマンスが収録されている。

2006年7月7日、60歳でこの世を去ったシド・バレットのトリビュート・コンサート “Syd Barrett – Madcap’s Last Laugh”(2007年5月10日ロンドンのバービカン・センターで開催)が、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイソン&リチャード・ライトのピンク・フロイドのラスト・ショーだった。

彼らは「アーノルド・レーン」を演奏。リチャード・ライトは翌2008年9月15日65歳で他界。この公演がリチャード・ライトの最後のステージとなった。今回のボックスセットにはその映像や舞台裏映像とともに、この「アーノルド・レーン」はヒプノシスのオーブリー・パウエルにより新たにデザインされたアートワークで7インチ・シングルとしても収録される。

デヴィッド・ギルモアとオーブリー・パウエルによる、この「アーノルド・レーン」の舞台裏について語った貴重なインタビューが公開(ラスト・ライヴのハイライト映像も収録)。

 
●インタビューPART3

 

 

 ●インタビュー全文訳

MC:

僕にとってとても大きな意味を持つ「アーノルド・レーン」が演奏されるのはとても嬉しいことです。


デヴィッド・ギルモア(以下DG):

7インチ・シングルの1つは「アーノルド・レーン」で、僕とニックとリックともう数人で(ロンドンの)バービカン・ホールでのライヴ録音なんだ。2006年にシドが死んだ後のことだった。トリビュート公演だったんだ。素晴らしかったよ。


MC:

デイヴ、ニック、リック、ピンク・フロイド!


(「アーノルド・レーン」演奏風景)


DG:

子供の頃は7インチ・シングルを聴いて育ったよ。初めは78回転の10インチだったけどね。初めて買ったのは78回転の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」だったけど誰かが上に座って割ってしまったんだ。


オーブリー・パウエル:パッケージには過去に発売されたシングルが何枚か入っている。その1つが「アーノルド・レーン」だ。過去からのものではない、フレッシュなイメージが欲しかった。それで、物干し用ロープにかかった洗濯物のシンプルなイメージにしたんだ。「アーノルド・レーン」の歌詞は裏庭から女性の下着を盗む変人のことを歌っているからね。とてもシンプルなものが欲しかったから、テーマに深入りすることなくそのエッセンスだけをくみ取ったものにしたかった。ということでただの写真になった。何ら複雑なことはない。それから山高帽を使ったんだ。山高帽は勿論、大昔のビデオからヒントを得たものだよ。


(リハーサル風景)


DG:

リハーサルは大好きだよ。部屋にいるだけでね。しばらく一緒にやっていなかったしね。ニックは椅子の背(実際には椅子の座)をスティックで叩いているだけだけど、すてきな映像だよ。ショウは良かったよ。楽しかった。


アナウンサー:

世界最大の飛行船が、今日カリフォルニア南部の空を飛んでいるのが見かけられました。この飛行船は3週間にわたって全米を横断し、最終目的地のロサンゼルスに辿りついたことになります。


DG:

レコード会社もマネージメントもプロモーターも色んな不可解なアイデアを持ってくる。一番記憶に残っているのは、マイアミ・ビーチの上空を飛んだときだったね。ビーチの岸から数百ヤードのところまでたくさんの人たちが泳いでいるのを空から見下ろしていたんだけど、彼らの間にたくさんのサメが泳いでいたんだ。もし泳いでいた人たちに、僕が見ていた数百フィート上からの景色が見えていたら水から上がっていただろう。ショックだったよ!
 

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